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代々木ゼミナールで物理の講師をしています。

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ご報告ありがとうございます

JUGEMテーマ:大学受験

ホームページや校舎で続々と合格報告を受けております。

OB、OGさん、読者さんのご報告ほど、講師冥利につきるものはありません。

そこに記されている、1文字1文字を噛み締めながら、対面授業であれば、毎週の授業の場面を思い出し、サテラインや参考書では、コツコツと進められ努力を積み上げていった皆さんの真剣な顔を想像します。

そして、新たな1年、次に続く生徒さんたちにこのような成長経験をしていただきたい、と気持ちの燃料になるのです。


理系人として羽ばたきだした皆様が、益々のご発展とご活躍をなされますように。



 

体験授業のご案内です

JUGEMテーマ:大学受験

春の陽気に、桜の開花もあともう少しですね。

この春最高のスタートダッシュをお届けする、体験授業が始まります。

内容は、力学のどの分野にも通ずる重要事項や、この1年の物理の学習のポイントなどです。

3月26日(土)本部校15:30〜16:15

3月28日(月)名古屋校13:30〜15:00

3月29日(火)新潟校13:30〜15:00

3月30日(水)札幌校13:30〜15:00

3月31日(木)本部校17:30〜19:00

(本部校の2回分の内容は異なります)

当日申し込みも可能ですので、お気軽にご参加ください。

結果報告メールお待ちしております

国立二次試験の前期、後期を終えて、ひととおり受験が終わった受験生の皆さん、大変お疲れさまでした。

終わった人は、受験時には普段やれなかったことにチャレンジしてもいいですし、温泉に行ってのんびり「命の洗濯」をしてもいいですね。

今私が皆さんにお勧めしたいのは、科学館です。

気分転換も兼ねて、お近くの科学館に足を運んではいかがでしょうか。
科学館は小中学生が遠足で行くイメージがありますが、受験物理を終えた今の時期ほど人生の中で最も科学館を楽しめ、身になる時期は他にないでしょう。
受験物理は紙とペンによる閉じた受験だけの世界の話に思いがちです。
しかし、科学館に行ってみると、「物理って具体的に我々の生活にこんな風に関わっているのか!!」「頑張って学んできたことは将来こんなことにつながっていくのか!!」「あの時先生が雑談で言っていたのはこういうことだったのか!!」
一つ一つの展示を堪能できるのです。



一つお願いがございます。

私のホームページ内に、結果報告用のメールフォームが設置してあります。

今年も同じ校舎に出講させていただきますが、校舎がない地方で参考書で学習された生徒さんや、日程が合わなかったりする生徒さんの合格報告を、対面して直接お受けすることがなかなかできないこともありまして、メールフォームで皆様の声をお受けできればと思います。

もちろん、対面授業を受講した生徒さんだけでなく、サテライン受講生や参考書を使用して頂いた方もお気軽にご報告下さい。
過年度の受講生のご報告も歓迎します。

個人的な返信は立場上出来ないのですが、みなさまの報告を心より喜んでおります。
メールフォームを送信いただいた時の自動返信メールなどもありませんので、ご了承ください。

JUGEMテーマ:大学受験

理化学研究所113番元素の発見現場

JUGEMテーマ:自然科学

「ウルシバラニウム」でも書きました「113番元素」の発見現場、埼玉県和光市の理化学研究所に2月に行ってまいりました。


この建物の中が、まさに現場の仁科加速器センターです。

新元素は、既知の原子核と原子核を融合させて作ります。
原子核は陽子によるプラスの電荷を持つので、それらを近づけ融合させるためには大きなエネルギーが必要です。
そこで必要なのが原子核を加速する

加速器

なのです。

今回の113番元素は、亜鉛(原子番号30)を加速器で加速し、ビスマス(原子番号83)にぶつけて作ります。

加速器周囲は放射線管理区域なので、靴にはカバーを付けて入ります。




これが超電導コイルリングサイクロトロンです。
サイクロトロンは物理で習う加速器の一種です。
超伝導コイルを使っているので磁場が大きく、より強力に加速できます。


この部屋の大きさは高校の体育館ぐらいです。そこに一杯にドーンと入っておりました。
この装置に使われている鉄の量は8000トンで、これは東京タワー全体よりも多いのです。


しかし私がこの装置を見た印象は「小さい」でした。
強力な加速器といえば筑波の「KEK」(1周3キロ)、スイスの「CERN」(1周27キロ)
という山手線レベルの加速器を想像していたからです。

質問しましたところ、「加速する目的が違う」とのことでした。

理研のこの装置は、新元素合成用。
その速さは核融合が起こるレベル(光速の数十パセント)でいいが、とにかく大量の原子核を「ドバドバ」注ぎこむことが目的。

「KEK」や「CERN」は、極微の世界探索用。
ごく少量の電子や陽子を、ほぼ光速まで加速することが目的。速ければ速いほどより細かい世界が「見える」のです。

この装置で「ドバドバ」と24時間365日原子核をを注いで、10年以上の歳月をかけて3個の113番元素の合成に成功したのです。
「たった3個」と思われる方もいらっしゃいそうですが、それだけ新元素の合成は困難なことなのてす。世界中の研究所がその発見に血眼になっている新元素。今回の快挙はアジア初、これまでの欧米完全独占の牙城を崩し、さらに119番元素やその先を目指し世界最強の新元素合成装置となっているのです。

肝心の新元素の名前についても質問しました。「未だ全然決まっていない」とおっしゃっていましたが、少し「誘導尋問的」に質問しましたので、あくまで想像ですが私の中では何個か候補ができました。













候補順に
1国の名前
2研究所の名前
3日本の物理学者の名前

1はジャポニウム(例 ゲルマニウム)
2はリケニウム(例 ドブニウム)
3はユカワニウム、ニシナニウム・・・(例 アインスタニウム)

果たしてウルシバラニウムは・・・
 

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