センターの物理と、これからの2次私大の物理とでは、対策法が変わってきます。
また、「センターぼけ」で物理2の分野を忘れかけている恐れもあります。
では、どうすればいのでしょうか。
そこで、センター後の、物理勉強法のポイントをまとめますね。
ポイント1 物理全体の分野について、忘れているところはないか、網羅的にチェック。
今までやってきたテキスト、問題集、参考書を見直す。
離れていた分野で、忘れかけている分野を一覧のリストにする。
問題演習の形で解きなおしながら復習する。
要注意分野は、電場電位、点電荷、ガウスの法則、交流回路、電気振動、荷電粒子の運動、束縛条件、運動量、斜衝突、慣性力、万有引力、ケプラー則、重心速度、単振動、単振り子などです。
ポイント2 「そのまま出る証明系問題」の確認。
気体分子運動論などの、そのまま出るお決まりのストーリーをもつ、証明系の問題があります。
直前期だからこそ、もう一度チェックしたいものです。
特に授業で「そのまま出る」マークを付けた問題については、何も見ずにスラスラ展開できるようにしておきたいですね。
ポイント3 (旧帝大や東工大、単科医科大など難関大向け)
センターでは、いかに時間配分に気をつけテンポよく解くか、にかなり力点をおいてきました。
しかし、難関大の試験では、じっくりと考えることが必要な問題が、メインです。
また、コンデンサーに単振動が絡んだりなど、様々な要素が結びついた融合問題も出てきます。
さらに、途中経過記述、グラフ描図などの表現法も、大切になっていきます。
そこで、必要になるのは、重厚なテーマを持つ難問題を、基本的な物理法則に結びつけて、解きほぐす練習です。
また、単に解くだけではなく、中経出版の「究める物理」のように、出てきた解の物理的意味を解釈したり、グラフや図に表現したり、別解を探るなどの「研究」が欠かせません。
ちなみに「究める物理」からは、毎年、難関大の問題テーマが、相次いで的中しております。
さらに、途中記述式の大学は、実際の解答用紙の大きさ(これがひどいぐらい小さい!)を想定し、途中経過をシンプルかつコンパクトに記述する練習が不可欠です。
予告編
来週の講習「漆原晃の物理重要解法総チェック」では、各分野の総合融合問題を演習し、テキストには「そのままでる証明系問題全チェックリスト」を備え、センター後の物理勉強を効率的にする講座になっております。
また、東工大、早慶理科大、東京医科歯科大、名大、名市大医学部の各大学問題予想問題演習の講習では、各大学各学部ごとの頻出テーマリストに沿った問題で、ピタリと照準を合わせた対策を行います。
最後まで全力で走りきれ!!
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