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代々木ゼミナールで物理の講師をしています。

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直前講習・3学期を終えて

今週1週間は「物理2の力を復活させる」というテーマで本科生の3学期の授業を行いました。
物理はセンターの範囲よりも、2次私大の範囲の方がより広く深くなります。
また、選択肢がないことが多く、さらには記述式の大学もあります。
しっかりと、切り替えて物理2の力を取り戻して下さい。

このブログで1年間主張し続けたことですが、これからは毎日を毎時間をテーマ化して「これからの1時間は単振動の復習だ」というように、明確な目的意識をもって大切に過ごして下さい。
毎日の終わりには必ず「明日の計画」を立ててから寝る習慣を持つと次の日がスムーズにスタートできますよ。

P.S お手紙を下さったサテ予備のみなさん、ありがとう。

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原子分野の勉強方法

この時期によく質問されるの「志望校の募集要項を見たら”原子”と書いてありました。でも2学期のテキストには原子分野の例題がありません。どうしたらいいんですか?」というものです。

もういちどよく募集要項をチェックしてみてください。

もしかして、それは[原子と分子」と書いてあったのではないですか。それは主にいわゆる「熱力学分野」のことです。

いわゆる「原子分野」が出される大学というのは、募集要項に「原子と原子核」と書いてある場合です。(「核」がポイント)

昨年の例では、ごくごく一部の国公立大学、および、一部の私立医学部で範囲に「原子と原子核」と書いてあっただけです。

それでも、受験する可能性のある学校の全ての募集要項を調べてみてください。

万が一「原子と原子核」とあったら・・・・そう、次のリンク先にまとめた手順で、なるべく早めに自習して下さい。

原子分野の学習方法



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これからは

センター試験後はとかく色々思い悩んだり、手続きに追われたり、なかなか勉強が手につかないことあるかもしれません。

そんな時こそ、私大・2次試験から逆算して冷静に戦略を立てるべきだと思います。
まず計画を立てる紙を用意し、「受験最終プロジェクト」と大きく題名を書き、カレンダーの様に日付を書き込み、次の3ステップを行います。

 step1・ 提出事項から合格手続きまでの、想定されるあらゆる事務手続きの日時を埋める。
 step2. 勉強に使える日時を割り出し、空欄の枠にする。
 step3・ やるべき勉強リストを作り、step2.で作った枠に埋めていく。

ひとたび計画を立てたら、後は、そのプログラムに従って、自分を、ただひたすらマシーンと化して、1日1日やるべきことを、ひとつひとつ、こなしていく、これがベストな道なのです。
 


P.S. 
「受験物理の完全包囲網」受講生へ
この直前講習では、全分野の中からの総合演習となります。
ですから、まずそのテキストの予習から手をつけていきましょう。
そして、もし苦手なところが出てくれば今まで1年間頑張ってきた参考書や講習のテキストなどで該当する部分に戻り、補強していきましょう。
これからは、この演習・補強のサイクルで弱点や忘れかけているところをメンテナンスすることで穴を埋めて包囲網を作り上げていきましょう。

「大学別予想問題」受講生へ
各テキストには、解くべき過去問のリストが載っています。
特に、早慶理科大予想問題演習では、各大学、各学部、各学科にわたる詳細なリストが掲載されています。
まず、過去問を用意し、そのリストに乗っている問題をそれぞれの「頻出テーマ」を意識してどんどん演習していきましょう。
特に苦手なテーマは、今まで1年間頑張ってきた参考書や講習のテキストなどで該当する部分に戻り、補強していきましょう。
もちろん、テキストの予想問題の演習も授業当日までにしっかりやってきて下さい。


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センター試験を終えて

みなさん、お疲れさまでした。
この2日間は、想像を絶する緊張感の中、精神的にも体力的にも、ものすごく大変だったと思います。

さて、2013年のセンター物理、わたくしも解きました。
気付いた私なりの講評を、何点かメモしておきますね。

第1問 
問2 速度の単位換算で、100mを10秒で走る陸上選手の速度が、時速36kmであること、を知ってると速く解けますね。エネルギー換算の問題では、%の計算が非常に好きです。
問3 はく検電器の応用、とも言えますね。
問5 光波より、波長のより長い音波の方が、よく回折することを知っているとすぐに選べます。

第2問
A 「常に等加速度直線運動をする」の条件を、見落とさないこと
それ以外は、2007本試験第2問Bと似ています。
問4 可変抵抗の値を「具体例」として、0オーム、10オーム辺りをつっこめば、傾向はつかめます。やはり「傾向には具体例」です。

第3問
問1 2008本試験第3問問3の、デジャブーです。
B メガホンの図に、びっくりした人もいるかもしれませんが、単なる干渉の問題です。
問4 y軸上では必ず強めあうので、あとは、近いほど大きい音が聞こえるだけです。

第4問
A本問は本質的には、ゴムひもにつけた物体を落下させる「バンジージャンプ問題」、を斜面上で行ったのと同じです。はじめは等加速度、糸が張った後は、単振動に入ります。
問2 「最大速度は力のつり合い点で」を知っていると、運動エネルギーの平方完成をせずに、一瞬で解けます。近年追試、で単振動が出てきていましたが、本試にも、やはり出てきました。
問3 運動エネルギーと位置エネルギーの和が、常に一定値であることを用いると、運動エネルギーが大きいほど位置エネルギーが小さくなるので、Cでグラフが極小値になることがわかります。あとは、糸がぴんと張るところで、熱が発生しないかについてですが、糸は軽く、張った瞬間のバネの力もゼロなので、撃力の力積は生じず、熱が発生しないことが、わかります。(本当は「ふんわり張る」のがより正しい表現ではないかと、わたくしは思いますが。)熱が発生しないので、位置エネルギーは、D点で元に戻ることができます。
問6 縦軸が距離なので(速度ではないことに注意)、等加速度運動では直線にはならず、だんだん傾き(速度)が増加し、そしてだんだん減るグラフになります。
問7 やはり、流行りの断熱変化でした。気体分子1個1個のイメージを掴むと、温度(気体分子1個あたりの持つ平均の運動エネルギー)の変化が、よくわかります。
問8 「気体は真空のシリンダー内に広がるだけ」なので、気体分子1個1個のイメージを掴むと、温度が変化しないことがわかります。

今回は設問数が多いので、時間を奪われがちなところで、いかに物理的イメージを掴み、あまり時間をかけずにテンポよく解けたかが、勝負だったと思います。




P.S.
有名な戦国武将に,徳川家康がいます。
言うまでもなく、戦国時代の最終勝者です。

浜松城に,彼のめずらしい肖像画が伝わっています。
なんと、顔をしかめて,情けなく泣いている姿なのです。
若い時に,武田信玄に大敗をして命からがら浜松城に逃げ帰った直後に,絵師にその姿を描かせたものです。
なぜ、こんな姿を書かせたのでしょうか?

それは、この屈辱の姿をいつでも思い出せるようにして、それを戒めに捲土重来をするためでした。
もし、今回悔しい思いをしたのであれば,それを直視し謙虚に受け止め、さらに、それをバネにして、次の挽回へのエネルギーとして下さい。

もちろん、上手くいった人も「勝って兜の緒を締めよ」です。

さぁ、これからが,本当の天下分け目の戦いです。
最後まで全力で駆け抜けましょう。



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平常心

平常心で冷静に臨んで下さい。

各科目の前には、雑談の輪には入らず、英語なら英文を読み英語の頭になり、社会なら社会、理科なら理科の知識を確認し、それぞれの科目の「モード」に入ってスムーズに試験に入れるように集中力を高めていってください。

決して最後まで気を抜かず、後ろを振り向かず、常に前へ前へ、あきらめず、ベストを尽くして下さい。

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冬期講習1期を終えて

D週は本部校で、主に物理2の範囲の授業を行いました。

教室は、試験直前独特の緊張と熱意が混ざった雰囲気でした。
物理2の難解な分野も、2学期の時よりさらに確実に深く定着したと思います。

直前だからといって、焦って眼だけで式を追うのではなく、最後まで手を使ってしっかり計算を確める習慣が大切ですよ。

また、最終日には現役生サポートタイムの1年の大トリとして、
センターのグラフに対する心構えと対策を伝授しました。
少しでも役に立ってもらえれば幸いです。

さて、センターまでの勉強法としては、
1、出来るだけ数多くドンドン貪欲に過去問にあたること。
2、そして、予想問題集で60分という時間内に解けるスピード感、多少クセのある問題が入っていても最大限の点を取りきる安定感、を養って欲しいと思います。



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C週を終えて

みなさん、新しい年が始まりましたね。
30日にC週が終わりました。
この週は、大宮と新宿の移動を伴うハードな週でした。
しかし、大宮校ではニコニコした笑顔で受講する受験生に、
本部校では、真剣かつ勢いのある受験生の雰囲気にパワーをもらって楽しく過ごせました。

さて、あとセンターまで20日間。
これからは、一問一問を大切にして、
少しでも不明なところがあれば、きちんと基本に戻って考える、
まさに「初心忘るべからず」という年の初めにふさわしい言葉のとおり、
あせらずじっくりと集中して過去問研究および予想問題演習に最大の努力を払って下さい。

この2013年という年がみなさんの人生にとっての輝ける年になりますように。

2013年元旦

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